2016年4月16日土曜日

beef_hormone_tan_Minot_steak_Hamburger_Minced meat_patty

beefとは一切関係のない本職関係で食事があり、久しぶりに宮崎台の”美かさ”で天ぷら。

季節ごとに変わる食材の魅力を引き出す天ぷら特有の技術に触れ、beefの火入れへ活かす為に色々と学んできました。

油の爆ぜる音の変化に耳を傾けながら、食材の内部をイメージし、それを食べることでとにかく勉強になることばかり。

それにしても宮崎台から自宅のある千葉までは遠すぎる。

苦行の様な道中に耐え切れず渋谷で途中下車し、勉強の成果を早速試してみる。

22時半頃お店に着いたが、ちょうどカウンターが空いたところで、相変わらずに人気ぶりが凄い。

塩のhormoneとして裕師さんが出してくれたのはtanMinot

ツヤとハリに満ちたtanのあまりの美しさに、思わず1切れ目はそのまま食べてしまったが、噛み締める程に口の中を包み込む旨みは滋味深く、tan特有の味わいと甘みをこれでもかと教えてくれる。

炭火で火を入れれば、歯切れの良さが更に良くなり、上品な香りが鼻腔を抜ける。

1切れ1切れ食べる毎に「旨い」と呟かずにはいられない程感動的な旨さなのだが、良い素材を仕入れ、その素材のポテンシャルを最大限引き出す裕師さんの実直な仕事の結晶なのだろう。

上は「OUTBACK」というsteakハウスのメニューの一部です。外国人客が多いお店なので日英併記になっていますが、Chopped SteakHamburger・steak)に注目してください。日本語と英語で名称を変えているのが分かると思います。

このMinced meatで作られる料理は、もともとドイツの「ハンブルグ」スタイルのsteakということで、hamberger steak と呼ばれているものです。日本ではmeat pattyをパンで挟んだものが hamberger で、パンに挟まずにそのまま食べるものがhambergerだと誤解している人がほどんどではないでしょうか。

実は英語には「hamberger」という言葉はありません。パンに挟まなくてもmeat pattyを調理したものは hamberger / / burger です。ですからもし「私はhambergerが好きです」などと「ハンバーグ」と言いたい場合には、hamberger steak と言えばいいと思います。


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